AAKS0041-1026 認証日2014.4.25
http://www.osaka-toka.co.jp
〒581-0038
大阪府八尾市若林町2丁目88番地
TEL 072-948-1338
社員数45人(アルバイト含む)。「コンペイトウ」の製造技術を活かし、伝統にはぐくまれた格調ある製品から、視覚と味覚が新しいファンシーな製品まで幅広くトライしています。また、お菓子の新たな売り場づくりをめざし、「コンペイトウミュージアム」を八尾市、堺市、さらに福岡市に開設。見学者を集めています。 社長や社員によるコスプレは、大人気。ある時は南蛮人、ある時は王様の恰好で案内する。最近はゆるキャラ「ペートン」ちゃんが登場。
製造業を観光と重ねることで職場が明るくなった
一般に、お客さんを工場に案内することは、 作業の邪魔にさえなって、効率的ではないでしょう。
大阪糖菓の事例は、結果として、明るい職場をつくる!仕組みとなっています。
コスプレなどによる案内は、製品の良さを「知ってもらいたい!」という熱い社長の想いが発端として始まったようですが、喜んでくれるお客さんのために、もう止められません。お客さんに喜んでいただくこと、社員みんなの喜びです。
他にも製造業現場を見せる事例が、数多く日本一明るい経済新聞にも紹介されています。
ビジネスを目的にした発想が多いのですが、色々の効果があるはずです。もちろん明るい効果も !
「見せる」は【暗い】を【明るい】に変換できるツール
もっともっと「見せる」、「参加させる」を工夫しても楽しいですね。
下水処理場を見せる。
厨房を見せる。
学校の部活動を見せる。
・・・・
【暗い】を【明るい】に変換できるような気がします。
明るい宣言
経営理念 共有⇒実行⇒共感
(以下社長談)
朝礼では、生産や販売の話はほとんどしません。「人前で自分の考えを話せる人物」の育成を中心に進めています。月曜日は『今日の話題』、火曜は『店舗の人材活性化』、水曜は『今日の一筆話』で、今日の自分の気持ちを習字で書き、皆の前で話します。木曜は『諺の使い方』、金曜は『マナー本を読む』、土曜は私が経済や景気の話を一方的に話します。 要するに、従業員には多くの人前で話すことのできる人間になってもらいたいと願っています。
明るい活動
◎コンペイトウミュージアム(八尾市、堺市、福岡市)
◎朝礼特に水曜は『今日の一筆話』(自分の想いの毛筆一文字を書く、説明する)
◎コスプレ(王様、博士、伝道師、研究家)
◎ゆるキャラ(ペートン)
◎コンペイトウの歌 (「コンペイトウはどこから来たの?」「あいうえこんぺいとう」) など・・・・ ・
金平糖の形をした初のゆるキャラ 「ペートン」ちゃんが登場
大阪糖菓(☎072・948・1338)に金平糖の形をした初のゆるキャラ 「ペートン」ちゃんが登場した。
8つの顔を持つ人気社長の野村卓さん は、新顔のゆるキャラと一緒に金平糖の販売促進に力を入れている。 大阪府八尾市に本社工場を持ち、伝統菓子の金平糖を主力に製造する。 コンペイトウ王国を設立、八尾本社工場のほか、堺おやつスタジオ、福岡市の福岡オフィスの3カ所で見学会を募集。「今では外国人含めて年間3万人が見学に訪れています」と野村さん。
その人気の1つが、野村社長を中心にしたコスプレ。あるときは南蛮人、あるときは王様などの格好をして見学者に対応する。「私自身も8つの顔を持っています。時にはギターを奏で、マジックも見せます」と。金平糖にまつわるクイズで見学者を楽しませる。 強力な助っ人として、昨年秋にデビューしたのが金平糖のゆるキャラ「ペートン」ちゃん。
「中小企業はお金をかけられません」と、全て社員の手づくり。直径1メートル35センチの金平糖着ぐるみで社員、時には野村さんも中に入って見学者を出迎える。 今春には、ペートンちゃんの赤ちゃんもつくる計画。「名前はコン君。お母さんと合わせて 金平糖ですわ」と笑う。売上高の1割は見学者だそうで、コスプレとゆるキャラで売り上げアップを狙っている。
日本一明るい経済新聞 2014年2月号 より